〔059〕妙見山 (693m)

兵庫県多可町

2015年02月24日


兵庫100山に戻る

中町妙見山には兵庫50山に選ばれていない頃から登っており、過去2回は東山側口から登っている。
牧野側へは一度下りに使ったことがあるが林道歩きで東山側に戻るのが長かったので、今回は牧野側から登ってピストンで済まそうと思う。
兵庫100山』  牧野コースは単調で退屈なコースだった。 
Road Map :西脇市街からR427を北上し県道86号線に入り、牧野大池キャンプ場を目指す。
Route Map:牧野コースを山頂まで往復する。
    標高差:476m
累積標高差:532m
中町妙見山
  これで東山側からでも牧野側からでも同じ時間で登れることが判ったが、個人的には
東山側から登る方が途中の変化が多く面白いコースと思った。
  '08年02月に牧野コースで下山しているが、その時の我がHPを見ると綺麗だった
コケのことが何も書かれていない。 今日とどんな心境の違いがあったのだろうか。
みょうけんさん
コースタイム:2時間27分(休息時間8分を含む)
登り:1時間13分
下り:1時間06分
中 町
東山古墳公園から見た ”妙見山” 東山側登山口のある林道に車で向うのであるが、林道入口にはシカ避けゲートが新たに設けられえおり、施錠を外して林道に入る。 東山側登山口を見送って牧野側に向っているとスギの伐採作業が行なわれており、林道一杯にキャタピラー搬送機2台、軽トラ3台が停められていた。 ここまで通行止、作業中等の看板は無かったので、昼飯中の作業員に話しをして5台を移動して貰う。 途中に牧野側登山口の駐車場に向う林道分岐があったが、余りにも路面が荒れているので、牧野キャンプ場まで車で行くことにした。 キャンプ場付近の駐車場に向う林道入口には ”四駆車なら行けます”と書いてあったがFF車でも特に問題はなかった。
雨水路沿いに歩いて行くと、登山道はこっちの道標が
出て来た。薮道を尾根に上がると立派な登山道があった。
荒れた林道を少し走ると ”牧野大池”を見下ろす地点にやたら広い駐車場があった。 この上にも駐車場があったが、更に路面が荒れているのでここに車を停めることにして、ここが登山道と接続されているのかは判らないが12時46分に歩き始める。
この登山道は牧野キャンプ場から続いている様であった。
雰囲気の良い登山道を進み、沢に少し下って丸太で出来た
橋を渡る。 名前を付ける程の橋ではないが、名前が付いて
いる方が何かと有難い。
沢から少し登り12分で本来のスタート地点である駐車場に着いた。
'08年02月にはここへ下って来ているので雰囲気は覚えている。
林道を見てみると殆んど荒れていなかったので、林道入口の路面だけが
荒れていたのかもしれない。 12分のロスタイムとなってしまった。
登山口から直ぐにシカ避けネットがあったが、ネットはボロボロだった。 ”通過後閉めて下さい”とあったので、一応はちゃんと閉めておく。
凄く雰囲気の悪いスギの植林帯の中、登山道は広くはっきりしていた。 作業道なのか分岐があり、道間違いしそうな所には
道標が立っており助かった。
ここにも丸太で作られた橋が出て来たが、丸太が苔生しており非常に滑り易くスリップしない様に気を付けながら渡った。
”椿の林”の表示が出て来ると一転してスギの樹林帯が椿の林に取って代わる。 ツバキの花は好きではないが、もう開花時期だと思うが一輪も咲いていなかった。
右手には沢が流れており、沢音は聞こえるが少し離れているの
で沢自体は見えない。スギの樹林帯の中を穏やかに登って行く。
登山道と平行してコケが見事な岩ゴロゴロ帯が伸びていた。
屋久島の ”もののけの森”より綺麗なコケだと思う。
一体がツバキ林となり、登山道は岩が点在し歩き難くなる。
コケに覆われた岩床帯は上の方まで続いていた。
ここも真っ直ぐに沢に行く道の方が広くて道間違いが多いのかしっかりと道標が立っていた。 これを曲がると登りがきつくなっていく。
この先で尾根筋に入れそうだ。
斜面の傾斜はきつく、登山道はジグを切って登って行く。
岩が多くて面白い道になったのだが、写真では見えな
いかも知れないが、右横にはシカ避けネットが張られ
ている。
尾根に取り付くと俄然面白そうな岩登り道となる。
分岐から東へ直ぐの所に展望台ならぬ ”展望岩”があった。
1時間02分にて主尾根に着くと ”展望台”への
表示があったので行ってみる。
展望岩からの眺めは中国大陸からの有難くない贈り物 ”黄砂”でまったく景色にならない状態だった。
大きな尾根筋の道であり雰囲気は良い感じ。
展望岩から分岐に戻り、気を取り直して山頂へ向う。
1時間13分にて ”妙見山”(693m)に着く。
山頂表示が見えて来た。
山頂からは笠形山〜千ヶ峰〜三国岳の山並が全て見えているが、黄砂で冴えない展望となってしまっている。
千ヶ峰の積雪は随分少ない様に見えるが、実際に登ってみると充分な積雪があるのだろう。
この一連の山並を加美アルプスと呼ぶのは止めて欲しい。 これの縦走はスギ又はヒノキの展望の無い植林帯を歩くだけだ。
東山側の登山道から見た山頂。 8分程休憩して下山に入る。
展望岩への分岐に戻る。 展望岩までは指呼の距離しかない。
先ほど登って来た登山道を下るのみ。 尾根筋にそってシカ避けネットが張られているが、どちら側のシカを避けているのか訳が判らない。
良い感じの道ではあるが、斜度はきつい。
左側にシカ避けネットが張られている。
近過ぎてハイカーがネットに捕まりそうだ。
”椿の林”を抜けて殺風景なスギの植林帯に入って行く。
牧野側のコース全体を通じて、見所はこのコケ岩だけだった。
これは自分がコケ栽培もしているコケ好きの影響があると思う。
味気ないスギの植林帯ではあるが、登山道の路面状態が
良くて小走りに歩いて行くことが出来た。
”ひとやすみはし”を渡る。
”ひといきはし”を渡って快適な道を下って行く。
下山52分にて上の駐車場に戻る。 ここをスタート地点に
しておけば、登り、下り共に1時間を切れたのだが・・・
駐車場から見た ”牧野大池”と一際目立つ528mピーク。
下山1時間06分にて駐車場に戻り妙見山を終える。
堰堤から見た ”牧野大池”の全景。 水が綺麗でステキな所だ。